夏に注意したい熱中症のポイントと早めの暑さ対策
体が暑さに慣れていないことによる注意
暑さに慣れていないと体の熱をうまく外に逃がすことができず熱中症になる危険性が高まります。
そのため気温が上がる前から体を暑さに慣れさせる暑熱順化(しょねつじゅんか)をすることが
大切です。今年は平年より梅雨入りが早く、すでに雨の季節が始まっている地域もあります。
数日暑さから遠ざかると、暑熱順化の効果はなくなってしまいます。
梅雨で晴れた日に比べて気温があまり上がらない日が続くと、体が暑熱順化できていない状態に
戻ってしまい、気温と湿度が上がって蒸し暑くなる日や、梅雨の晴れ間に熱中症になる危険性が
高まります。
暑熱順化をするためには、日常生活の中で無理のない範囲で汗をかくことが重要です。
個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかるため、継続的に身体を暑さに慣れ
させることを心がけてください。
日常生活でできる暑熱順化するための動きや生活
①ウォーキング・ジョギング(帰宅時に一駅分歩くなど)
ウォーキング運動目安 30分
ジョギング運動目安 15分
頻度目安 週5回
②サイクリング
運動目安 30分
頻度目安 週3回
③適度な運動(筋トレやストレッチなど適度に汗をかくもの)
運動目安 30分
頻度目安 週5回
④入浴(シャワーだけではなく湯船に入る)
頻度目安 2日1回
マスク着用時の注意
2021年も新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、2020年に引き続きマスクを着用して
過ごす夏になることが予想されます。
マスクをしている場合は体への負荷の強い作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに
水分補給をすることを心がけましょう。
マスクを着用していると、マスクのつけ外しの煩わしさから、いつもより水分補給がしづらく、
水分の摂取量が減ってしまう可能性があります。
意識して水分を補給することが大切です。
また、周囲の人と十分に距離をとれる場所で適宜マスクを外して休憩することも意識しましょう。
熱中症に気をつけたいポイント=マスク編=
・マスクによる放熱の妨げ
・呼吸しにくさによる体温上昇
・水分のとりにくさ
対策方法
衣類で調節し体を冷ます。
普段よりも意識して、こまめな水分補給を行う。
マスクを着用して過ごす時間も長いため、
これまで以上に意識的に熱中症予防・対策を
行いましょう。
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